新技術

長年、軌道工事に携わった経験から、電車が安全に快適に走行するための軌道の管理・メンテナンスに必要な新技術の開発・導入、そしてその技術の施工に取り組んでいます。

レール検査(超音波探傷検査)

溶接継目部に発生することがある内部欠陥を防ぐ、探傷車による超音波検査法

レール損傷は、レールの品質向上や軌道構造の強化、的確な軌道保守の管理等により減少していますが、レール継目部、特に溶接継目部においては眼で見ることができない内部欠陥が存在します。当社では、その管理手法として溶接部の超音波探傷検査法および溶接部を含むレール全体検査が可能な探傷車による超音波検査法を施工しています。

●溶接部の超音波探傷検査法

検出された探傷データをパソコンに入力し、溶接部に存在する欠陥の位置と大きさを正確に算出します。

<特徴について>

○探傷履歴を表示し、過去の探傷結果と比較することができます。
○欠陥をランク別に表示し、欠陥の位置、大きさを容易に把握することができます。
○レール配列図に、溶接種別、継目番号、最近の探傷日および
  要注意箇所を表示することで管理の効率化が図れます。

●探傷車による超音波探傷検査法

探傷車に取り付けられた複数個の超音波探触子をレール頭頂面に接触させ、レールに種々の方向で超音波を入射させながら約20km/hで走行します。欠陥によって反射してきた音(エコー)を解析することで、レール内部状況の検査を行ないます。

<特徴について>

○ゲージコーナー側に入射させるビームを設けており、
  ゲージコーナーに発生するきしみ割れやシェリング等も検出が可能です。

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